ワタミはHiTTOが提供する社内AIチャットボット「HiTTO(ヒット)」を3月に導入した。これにより、店舗からの定型的な問い合わせ対応を自動化し、現場従業員の自己解決力を向上を図る。
HiTTOについてワタミでは、大手企業の人事部門を中心とした豊富な導入実績があり、支援メニューが充実していることを評価した。またIT知識なしで簡単に運用できる、シンプルな管理画面などといった点も採用のポイントになったという。
HiTTOは、定型的な質問に自動回答するAIチャットボットで、人事部門と現場の業務を効率化できる。また問い合わせ対応の属人化を解消し、従業員が聞きづらい内容やタイミングでも気軽に質問できるというメリットがある。
ワタミの人事部門では、事業拡大とともに店舗からの定型的な問い合わせ件数が増加していた。質問の多い領域の担当者は、終日電話対応に追われる日もあり、本来の業務に充てる時間が奪われ、問い合わせ対応が属人化していることも課題となっていた。
一方、現場では、土日や深夜など人事部門の営業時間外は問い合わせができない、現場内で疑問点を確認した結果、間違った認識で業務を進め、再手続きが必要になるなど、非効率的なケースが散見されていた。