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旭化成と日本IBM、プラスチック資源循環プロジェクトを開始

NO BUDGET

2021-05-26 10:03

 旭化成と日本IBMは、SDGs(持続可能な開発目標)に象徴されるサステナビリティーへの取り組みの一環として、資源循環社会の実現に向けたデジタルプラットフォームの構築を目指すと発表した。旭化成は、日本IBMの技術支援を受けた「BLUE Plastics(Blockchain Loop to Unlock the value of the circular Economy、ブルー・プラスチックス)」プロジェクトを発足させ、2022年3月末までにプロトタイプを用いた実証実験を開始する。

 このプロジェクトでは、日本IBMのブロックチェーン技術を活用し、ブランドオーナーの立場からライオン、成型および最終製品化の各工程を専門とするメビウスパッケージング、リサイクルメーカーの立場から富山環境整備が協力する。

「BLUE Plastics」プロジェクトにおけるプラスチック資源循環のイメージ
「BLUE Plastics」プロジェクトにおけるプラスチック資源循環のイメージ

 実証実験は、一般家庭などから廃棄・回収される容器・包装プラスチックを再生した原料(ポリエチレンを想定)を使用したトイレタリーボトルを題材とした取り組みから開始する。既に完成しているプロトタイプに、2022年3月末までに再生プラスチックを試験的に流通させ、ブロックチェーン上で管理する実証を開始する。

 プロトタイプは、実証実験のために設計されたもので、再生プラスチック製品におけるリサイクル素材の使用率の表示や、リサイクルチェーンの関与企業の可視化する。企業および一般消費者の使用も想定して開発している。消費者はスマートフォンのカメラを使い、再生プラスチック製品に印字されたQRコードなどを読み取ることで、来歴を確認できる。

 また、ブロックチェーン技術を利用することで、全ての履歴を連続的に記録する「不可逆」なデータベースを活用でき、関係者全員がアクセス可能でありながらデータ改ざんが不可であるため、トレーサビリティー(追跡可能性)を担保できる。

 同プロジェクトは、特定のメンバーや樹脂に限定されない。将来は幅広く参画メンバーを募り、デジタルプラットフォームで運用する樹脂の種類や用途も拡大し、同業他社問わず誰もが活用できるオープンなデジタルプラットフォームとして公開し、日本だけでなく、アジアへの展開も見据えて取り組んでいく。

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