トリドールホールディングスは、さらなるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のため、クラウドデータ分析基盤として「Qlik Sense」を導入した。
Qlik Sensは高度な人工知能(AI)とプラットフォーム機能を備えたSaaS型の分析基盤サービス。インサイトの生成、作業の自動化、検索および自然言語による対話機能において従業員のデータリテラシー向上を支援する。
同社は、丸亀製麺をはじめ複数の外食ブランドを世界で1700店舗以上展開している。2020年4月から本格的にDX推進の取り組みを開始し、2021年4月には、経営ビジョンの策定やDX戦略・体制の整備などにより、経済産業省が定めるDX認定制度に基づく「DX認定事業者」の認定を取得している。
同社は本格的なDX推進より以前の2012年に、店舗戦略を支えるビジネスインテリジェンス(BI)ツールとして「QlikView」の利用を開始し、データ主導型の事業運営を進めるなど先進的な取り組みで成長を続けてきた。また全ての業務について柔軟な運用が可能なサブスクリプション化/SaaS化を進めている。
今回ののQlik Senseの導入は、サブスクリプション化の一環としてデータ分析基盤をSaaSに移行するとともに、リアルタイムデータから得られる最新のインサイトによる意思決定を行い、即時の行動を促す態勢を実現することを目的にしている。