日立製作所は5月31日、Veeam Softwareと協業して基幹システムのクラウド移行を行う「仮想マシン移行ソリューション」の提供を開始した。
同サービスは、Veeamの製品・サービスを用いて日立が、企業顧客の基幹システムをクラウド環境に拡張したり移行したりする。基幹システムはクラウドと互換性がない仮想化ソフトを利用しているため、クラウド移行に伴う仮想マシンやアプリケーションの再構築に高いITスキルと多くの時間が必要になる課題があるとする。
サービスでは、日立のエンジニアが手順書や設計書の作成から構築・移行作業、クラウド連携の動作確認作業の代行などを支援する。これにより移行関連工数を低減し、Veeamにより移行作業の仮想マシンデータの変換やファイル転送の作業を自動化できる。例えば10台規模の仮想マシンで構成されるウェブシステムやデータベースシステムの移行にかかる工数を約40%低減するという。
また、クラウド移行後も「日立サポート360」で日立が問い合わせや問題解決をワンストップで支援する。

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