日立とヴィーム、基幹システムのクラウド移行移動サービスを開始

ZDNET Japan Staff

2021-05-31 12:00

 日立製作所は5月31日、Veeam Softwareと協業して基幹システムのクラウド移行を行う「仮想マシン移行ソリューション」の提供を開始した。

 同サービスは、Veeamの製品・サービスを用いて日立が、企業顧客の基幹システムをクラウド環境に拡張したり移行したりする。基幹システムはクラウドと互換性がない仮想化ソフトを利用しているため、クラウド移行に伴う仮想マシンやアプリケーションの再構築に高いITスキルと多くの時間が必要になる課題があるとする。

 サービスでは、日立のエンジニアが手順書や設計書の作成から構築・移行作業、クラウド連携の動作確認作業の代行などを支援する。これにより移行関連工数を低減し、Veeamにより移行作業の仮想マシンデータの変換やファイル転送の作業を自動化できる。例えば10台規模の仮想マシンで構成されるウェブシステムやデータベースシステムの移行にかかる工数を約40%低減するという。

 また、クラウド移行後も「日立サポート360」で日立が問い合わせや問題解決をワンストップで支援する。

サービスイメージ
サービスイメージ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]