macOS版を含むその他の更新
バージョン16.49(ビルド 21050901)に更新したmacOS版だが、リリースノートによれば、バージョン2104のWindowsデスクトップ版と同じくExcelで扱うデータ型の拡張、Outlookに共有メールボックスの委任設定、文章校正やスペルチェックを行う「Microsoftエディター」のサポート、音声コマンドへの対応、メール経由でTeamsのチャットを開始する機能を追加している。
macOS版Teamsには、AIベースのノイズリダクション機能、チャットで特定のメッセージに返信する機能、Microsoft 365 Government版のライブキャプション機能、Microsoft 365プロファイルカード、ServicesNowに対応したカスタマイズ機能をサポートした。また、Fluent UIデザインシステムによる外観の刷新も段階的に加えている。
バージョン2.48.21040602に更新したiOS版は、PowerPointとWordがMicrosoftエディターに対応し、OutlookがICSファイルのサポートや予定時間中にメール通知などを消音する設定、会議のスケジュール設定時に空き時間を推奨する機能が加わった。また、iPad版Outlookでメールや予定の音声再生機能をサポートしている。
バージョン16.0.13929.20222に更新したAndroid版は、Wordがテキスト予測入力、Outlookが組織内外のメール識別や音声による操作、iPad版と同じく音声読み上げ機能が加わった。iOS版とAndroid版のOutlookの音声関連機能やMicrosoftエディターは、日本語環境では未確認である。
Microsoft 365 for the web(ウェブ版)のExcelは、データ型の拡張やドロップダウンリストの高速化、他のワークシートファイルへのリンク機能をサポート。アナウンスページに記載はないものの、Excelの操作を記録して自動実行を可能にする「Office Script」も加わった。
ウェブ版WordはリボンUIの自動非表示、ウェブ版PowerPointはスライドファイルへの音声録音機能、プレゼンターモードに表示する登壇者の映像を固定する機能、前述したTeamsとの連携機能が加わっている。
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