セールスフォース・ドットコムは、神田外語大学がSalesforceの「Work.com」を導入したと発表した。
Work.comは、事業再始動のためのソリューションとして提供されており、Tableauの新型コロナウイルスデータハブとも連携し、従業員の健康チェック、シフト管理、学習ツールなどの機能を有している。
神田外語大学は「学生たちに学びの機会を提供したい」という思いから、対面での授業を再開。感染対策の徹底が課題だったため、Work.comの導入を決定したという。
なお、同大学はセールスフォース・ドットコムが提供する「Education Cloud」を国内私立大学として初めて導入し、4月に運用を開始した。
同大学では、学生や教職員の健康/安全管理のための仕組みとしてWork.comの健康チェック機能やダッシュボード機能などを活用する。導入に当たっては、Work.com導入事績が豊富なデロイト トーマツ コンサルティングの支援を受けることとした。
コロナワクチン接種の完了まで当面時間を要する状況の中、Work.comを活用することで教職員の長時間労働を軽減しながら、教職員や学生を含めた関係者全員の健康を確保できると同大学は見込んでいる。また、将来的に起こり得る災害時の安否確認や大学再開までの手順の管理方法など、中長期的な取り組みにも活用できるとしている。