介護や医療事務などを事業とするニチイホールディングス(千代田区、連結従業員数9万768人)は、人事管理プラットフォーム「COMPANY」の導入を決定した。
約9万人の従業員に対応すべく、複数併用してきた人事関連システムを統一するという。6月3日、Works Human Intelligence(港区)が発表した。

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システム分散のため多くの運用コストが必要で、データ連携が複雑化。情報が散在し、システム外の作業も多かったという。
紙ベースの申請、勤怠関連業務も多く、人事部や現場スタッフの業務負荷も大きかったと説明。
機能拡張、修正の柔軟性が乏しいため、法改正、制度変更発生のたびにカスタマイズが必要となり、追加コストやリードタイムが発生していたとしている。
Works Human Intelligenceの前進であるワークスアプリケーションズ時代から20年以上にわたり、標準機能を拡張し続けているというコンセプトを評価。
人事給与管理の「COMPANY 人事・給与」、ウェブで申請書を出したり給与明細を確認できたりする「COMPANY Web Service」、同ソフトをモバイルデバイスに対応させるための「CWSスマートデバイスオプション」、勤怠や労務を管理するための「COMPANY 就労・プロジェクト管理」や「就労モバイル勤怠」、人材情報を管理するための「COMPANY Talent Management」を活用するという。
人事や給与、勤怠の管理、タレントマネジメントなどの広範囲の業務を一つのシステムとしてカバーでき、業界特有の複雑な業務にも標準機能で対応できるという。システム外の手作業を最小化、人事部の業務負荷を削減できるとしている。
申請や管理をウェブベースに変更可能で、モバイルにも対応。ユーザビリティが高いため、現場スタッフの利便性向上、業務負荷削減にも寄与すると説明している。
人事業務の一本化でコストの削減や業務効率化、タイムリーな情報収集などが可能になるとともに、新型コロナウイルス感染症をはじめとする社会情勢の変化、事業成長に向けた制度や組織変更といった、社内外の今後の変化にも対応できるという。

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