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特集まとめ:高まるCISOの重要性

ハネウェルの量子ソリューション事業がCambridge Quantum Computingと合併、新会社設立へ

Natalie Gagliordi (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2021-06-09 12:30

 Honeywellは米国時間6月8日、Honeywell Quantum Solutions(HQS)とCambridge Quantum Computing(CQC)が合併し、独立した量子コンピューティング企業を設立すると発表した。Honeywellが新会社の株式の過半数を保有する。

 Honeywellはここ数年、量子コンピューティングテクノロジーの産業利用拡大を視野に、この分野に力を注いでいる。同社は2020年、量子ボリューム数128を達成する量子コンピューター「System Model H1」と、そのクラウドAPIの提供を企業向けに開始したと発表した。

 3月には、System Model H1が量子ボリュームで512を達成したと発表した。同社の量子ソリューション担当プレジデントTony Uttley氏は、このシステムについて「世界で最高の性能を誇る量子コンピューティングシステム」だと評した。

 Honeywellによると、量子コンピューティング事業をスピンアウトして新企業とすることで、外部資本を受け入れやすくなり、量子テクノロジーの進歩をさらに推し進めていけるようになるという。Honeywellは、新企業が提供する量子製品の「実験場」であり続けると述べている

 Honeywellの最高経営責任者(CEO)Darius Adamczyk氏は、「Honeywellが量子(コンピューティング)事業を最初に発表した2018年以来、多くの投資家らはエキサイティングでダイナミックなこの業界の最前線で先端を走っているわれわれのテクノロジーに直接投資したいと望んでいる。今後、それが可能になる」とし、「新会社は、急成長に向けた原動力となる、多様な資本からの投資を大規模に受け入れるための最適な手段となるだろう」とコメントした。

 Honeywellは新会社に2億7000万~3億ドル(約300億~330億円)を投資する。両社は量子ハードウェアの実現に必要なイオントラップ技術の開発に向けた長期的な製造契約を締結するという。またHoneywellは、同社のソフトウェア事業がハードウェアに依存することなく、世界中の量子ハードウェアプロバイダーの製品との完全な互換性を維持していくとしている。

 合併は当局の承認などを経て、2021年第3四半期に完了する見通しだ。Adamczyk氏は、新会社の会長となる。新会社はCQCの創業者でCEOのIlyas Khan氏が率いる。Uttley氏は、新会社のプレジデントとなる。160人以上のサイエンティスト、エンジニア、ソフトウェア開発者を擁するHoneywellのチームは新会社に参加する。スタッフは合わせて300人を超える予定だ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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