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米ZDNet編集長Larryの独り言

アップル「WWDC 2021」でみえたライバル見据えた進化--プライバシー機能など充実 - (page 3)

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2021-06-10 06:30

AppleはZoomにその地位を維持させる必要がある

 「iOS 15」のプレビュー版における目玉は「FaceTime」に対するメジャーアップデートだった。つまり、FaceTimeでポートレートモードが使用可能になり、「Android」や「Windows」のユーザーを招待するためのウェブリンクが提供されるとともに、FaceTimeを「Zoom」や「Google Meet」のような他のビデオ会議システムと肩を並ばせるための一連のコラボレーション機能が追加される。

FaceTime

 ここでのポイントは、FaceTimeがよりコンシューマー向けの製品となっているが、ビデオ通話はZoomという名前で一般名詞化されている状況にある。FaceTimeをAndroidやWindowsのユーザーに向けて展開していくという方向性を見るだけで、Appleの懸念は十分理解できるはずだ。AppleはZoomをせん望のまなざしで見ている一方で、「Facebook Messenger」がクロスプラットフォーム対応ビデオ会議という分野のプレーヤーになることを看過できないでいる。つまり、AppleがFaceTimeの機能強化に取り組んでいるのは必然なのだ。

 iOS 15のアップデートにおける注目点の1つは、どれだけのユーザーがストリーミングサービスを共有するという目的でFaceTimeを使用するのかだろう。

生産性アプリを強化する「iPad」

 Appleは「iPadOS 15」で、マルチタスク機能や新たなウィジェットレイアウトとともに、タイプ入力や、「Apple Pencil」を用いた手書き入力での新たなコラボレーション方法を実現する「クイックメモ」といった機能強化を実施している。その目的は分かるはずだ。サムスンとの競合、あるいはiPadと「Mac」の融合かもしれない。

iPadOS

フィットネス分野とヘルス分野への注力

 「watchOS」に対するアップデートにより、「Apple Watch」が最も得意とする分野のユースケースが拡充される。それは、ヘルス分野とウェルネス分野だ。ただ、ワークアウトであるか、メンタルウェルネスであるか、分析であるかにかかわらず、Appleはデバイス面ではGoogle傘下のFitbitや、Garmin、サムスンなどの企業、そしてアプリ面ではPelotonやHeadspaceを含む企業とさまざまな領域で対抗している。

 ヘルス分野はAppleがイノベーションを続けている分野だ。例えばiPhoneの「歩行安定性」は転倒のリスクを評価するという、高齢者にとって重要な機能を有している。また、ヘルスデータの共有も、世界で増えつつある高齢者にとって欠かせないものとなるだろう。

Health

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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