クラウドを活用したアウトソーシングサービスなどを事業とするクラウドワークス(渋谷区、従業員数190人)の新規事業開発チームは、3D仮想オフィスサービス「RISA」を導入。
リモートワークで失っていたコミュニケーション量を増やし、チーム意識を向上させているという。6月10日、サービスを提供するOPSION(大阪市北区)が発表した。
ハイブリッドな働き方を採用するクラウドワークスでは、出社と在宅勤務の比率が3:7ほどになっているという。
課題発見などにつながる日々の活発なコミュニケーションを重視する新規事業開発チームは全員がフルリモート勤務となるため、チーム内での雑談、ちょっとした相談などが減少傾向にあったと説明。
勤務開始と終了時間にリンクをクリックするだけの従来のコミュニケーションツールと異なる、“チーム感をもう少し醸成できる”ツールを探していたとしている。
定例会議に活用し、早めに来て3Dアバターで遊ぶなど会議前後の余白を活用したコミュニケーションが自然発生しているという。
ほとんど面識がないメンバーでもアバターで身近に感じることができ、チーム意識が向上したとしている。
※クリックすると拡大画像が見られます
RISAは、仮想3D空間へのオフィスや会議室の設置、さまざまなスタンプ、モーションなどが活用できるオリジナルアバターの作成、チャットや通話などが可能なクラウドサービス。
「Amazon Web Services(AWS)」で構築しており、64ビット以上の「Google chrome」「Microsoft Edge」ブラウザーで動作するという。
最大4画面での画面共有、隣の人の肩をたたくようなノック機能などもあるとしている。
税別月額提供価格は、50人未満の場合3万円。5000円で10人単位の追加ができるという。