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日本株展望

世界市場でREITが好調--利回りハンターの注目点は?

ZDNet Japan Staff

2021-06-11 09:44

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 世界市場でREITが好調となっている理由は?
  2. REITの分配金利回りは株式の配当利回りより高い
  3. REITと債券のイールドスプレッド(利回り差)に注目

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

世界市場でREITが好調となっている理由は?

 今週は世界株式が高値圏で上値の重い動きとなった。こうした一方、世界REIT(リート=不動産投資信託)指数が年初来高値を更新し注目されている。

 図表1は、世界REITと世界株式の年初来リターンを総収益指数で比較したものである。図表2では、国(市場)別のREIT指数と株式指数の期間別総収益率を一覧にし比較した。

 日本でもJ-REIT(東証REIT)指数が年初来高値を更新し、分配金込みの総収益率は+22.5%とTOPIX(東証株価指数)の+9.5%より優勢となっている。※6月9日時点

 米国を中心に商業用不動産市況が底入れした一方、株式配当利回りや債券利回りと比較した分配金利回りの高さが評価されている。

 5月中旬に高まったインフレ懸念や金融政策を巡る思惑が落ち着き、欧米で長期金利が落ち着いたこともREIT市場の堅調を支えている。

 米雇用統計で4月と5月の非農業雇用者数が市場予想平均を下回ったことで、米債券市場が金融政策の変化(テーパリングや利上げ)の後ズレを織り込んでいるとの見方もある。

 経済が正常化に向かう中での不動産市況改善で、コロナ禍で懸念された分配金減額(減配)懸念が後退したことも好材料である。感染収束期待を先取りし、ホテル型REITの相対的な堅調が目立ち、Eコマース需要拡大を背景とした物流施設型REITやデータセンター型REITも注目されている。

<図表1:世界REITの総収益は株式より優勢となっている>

出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2020年末~2021年6月9日)
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2020年末~2021年6月9日)

<図表2:世界と国(市場)別:REITのリターンは相対的に好調>

出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2021年6月9日)
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2021年6月9日)

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