製紙業などを事業とする日本製紙(連結従業員数1万2592人)は、グループの経費精算システムとして出張、経費精算管理クラウド「J’sNAVI NEO」を採用。
電子帳簿保存法に対応すべく、経費精算のデジタル化とフローの改善に取り組んでいるという。6月10日、JTBビジネストラベルソリューションズ(江東区)が発表した。
前身となるオンプレミス型の出張、経費精算管理システム「J’sNAVI」を20年ほど活用。
経費や出張旅費の精算に加え、航空券や新幹線、ホテルなどのチケットも手配できる点などから採用したという。
電子帳簿保存法へ将来的に対応すべく、領収書申請時にスキャナで読み取った電子データを添付。書類や帳簿のデジタル化で検索性が向上したという。
コーポレートカードや交通系ICカードとの連携でキャッシュレス化も促進している説明している。
リプレースにあわせ、ワークフローも変更している。社員の経費申請後の上長承認で会計システムへデータが流れるという形から、経理部門が最終承認する形に変更。経理部門のチェックが後日だったことに伴う、入力ミスなどの事後修正作業を軽減したという。事前チェックでガバナンスも強化できるとしている。
ワークフローは柔軟に設定できるため、グループ企業ごとでの異なる運用にも対応できるという。
J’sNAVI NEOは、出張の申請から精算までの一連の業務を効率化できるという、出張手配機能も利用できる経費管理サービス。「乗換案内Biz」と連携した検索結果の精算書への取り込みや定期券区間の自動控除、精算時の勘定科目の自動仕訳などもできるという。
税別月額利用料3万円の「ベーシック」、3万5000円の「スイート」の2つのプランを用意している。いずれも50ユーザーから。
※クリックすると拡大画像が見られます