旭酒造は、Salesforceを導入し、酒販店や顧客とデジタルでの関係を構築・強化し、ビジネス拡大を目指す。
清酒市場の規模が縮小している中、旭酒造では、事業拡大に伴う取扱酒販店の増加、そのフォロー体制の整備、さらにはオンラインチャネルを含めて消費者一人ひとりに合わせた販売戦略の強化を課題としてきた。
例えば、酒販店に対しては個人管理を脱却し、営業活動の情報を点ではなく線、さらには面で把握することで、緻(ち)密なフォローを実現できる酒販店の統合カルテの構築などに取り組む。また消費者に対しては、顧客属性に基づいた各種施策を自動的に実行、旭酒造の酒造りへの理解を促すことでファンを増やし、顧客属性に基づいたコミュニケーションの自動化を進める。
これらの取り組みを支えるソリューションとしてセールスフォース・ドットコムが提供する「Salesforce Service Cloud」「Salesforce Marketing Cloud」「Salesforce Commerce Cloud」「Tableau」など複数のSalesforce製品を営業部門に導入した。
今回の導入により酒販店は、旭酒造へのさらに深い理解促進とその知識に基づく接客が可能となり、同社の製品「獺祭」の愛飲者を含む消費者には最適な情報が適切なタイミングで提供されるとしている。Salesforce製品について同社は、グローバルへの事業展開を前提としたプラットフォームの拡張性と実績などを評価した。