「たとえば企業がECサイトを運用し、新たな消費者のデータを保有していない状態でも、Vantage CXはAudienceOneから顧客情報を取得する。その情報をもとにディシジョン(判断)エンジンを通じてコミュニケーションを作成していく。ファーストパーティーデータだけでは潜在顧客を明確に捉えることは難しいが、サードパーティーデータを使うことで、既存顧客、見込顧客、潜在顧客を浮き彫りにする」

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デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム パートナービジネス本部 シニアマネージャ 岩井崇明氏
海外の大手衣服小売業はVantage CXとDMPの連携で、メール単位あたりの収益を8~16倍に向上させ、クリック課金アフィリエイトの支出を700万ユーロ削減すると同時に、収益を2000万ユーロも増加させているという。
AudienceOneを提供するDAC パートナービジネス本部 シニアマネージャ 岩井崇明氏も「顧客分析による顧客像の可視化、顧客分析に基づいて新たな1対1コミュニケーション施策を実現できる。さらに新規ユーザーアプローチのターゲティング広告配信でもデータ連携が可能だ」と連携の利点を主張した。日本テラデータはパートナーソリューションと連携するビジネス戦略を今後も強化していく。