Microsoftは米国時間6月17日、「Visual Studio」の次期バージョンのプレビュー版「Visual Studio 2022 Preview 1」がダウンロード可能になったと発表した。同社は4月に、「Visual Studio 2022」の最初のプレビュー版を今夏に公開すると述べていた。
Visual Studio 2022は、同社が4月に明らかにしていたように、Visual Studioにおける初の64ビット版アプリケーションとなる。同社は今回、「このプレビュー版の主な目的は、新たな64ビットプラットフォームがもたらすスケーラビリティーのテストとチューンアップだ」としている。というのも、Visual Studioの64ビット化はこのスイートのあらゆる部分に影響を及ぼすためであり、同社によると今回のプレビュー版のスコープは、これまでのプレビュー版に比べるとはるかに大きいという。
同社は、Visual Studioの64ビット化により、システムリソースを余すところなくより効率的に利用できるようになり、そのメリットは長時間にわたって複雑なソリューションに取り組む際に特に顕著になると説明している。同社のブログ記事によると、初期段階にあるVisual Studio 2022を試用していた顧客は、700以上のプロジェクトを保持したソリューションでも、この統合開発環境(IDE)を数日にわたって実行させ続けることができたという。
同社は、リリースノートにも記している通り、「Visual Studio 2019」に搭載されている機能で、現時点のVisual Studio 2022 Preview 1に搭載されていないものがまだ「少数」残っていると述べている。
Visual Studio 2022のプレビュー版は、Visual Studioのこれまでのバージョンとサイドバイサイドでインストールできる。3つのエディション(「Community」「Pro」「Enterprise」)が用意されている。
Preview 1のアップグレードの多くは64ビットの対応に関するものとなっており、新機能やパフォーマンスの改善は「Preview 2」で開始されるという。Visual Studio 2022のロードマップはMicrosoftのサイトで確認できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。