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セールスフォース、「Work.com」を拡充--従業員のウェルビーイング向上へ

Stephanie Condon (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2021-06-22 14:36

 Salesforceは2020年6月、新型コロナウイルスの終息を見据えて、事業再開を支援するツールをまとめた「Work.com」を発表した。それから1年を経た今、同社はWork.comを活用し、人事や「従業員体験」の市場に正式に参入しようとしているようだ。Salesforceはこのプラットフォームの最新版で、WorkdayやOracleなど、HCM(人的資本管理)製品を提供するSaaSベンダーと真っ向から競合することになりそうだ。これらのクラウド企業はいずれも、ハイブリッドワークという新しい働き方への移行を支援しようとしている。

Employee Worksapace
提供:Salesforce

 新しいWork.comは、従業員の成長およびウェルビーイングと、従業員向けサービスツールという2つの分野に焦点を当てている。Salesforceの製品マーケティング担当ディレクターのJodi Innerfield氏は米ZDNetに対して、新製品はポストコロナの世界に適応しようとする企業の急変するニーズに対応するために設計されていると説明した。

 Innerfield氏によれば、そうしたニーズは、「オフィス再開から場所を問わずに仕事ができること、そして在宅勤務からハイブリッドワークへと変化した。そのため顧客からは、誰もがオフィスで仕事をしていた時に使用していた従業員体験のためのテクノロジーは、もはや通用しないという声が寄せられている」という。

 Work.comが新たに提供する「Talent」ツールは、従業員だけでなく、マネジャーと人事チームも利用できる。「Work.com Talent」では、従業員が自分のスキル、能力開発目標、キャリアパスの可能性を一覧できる単一のビューを利用できる。Salesforceのオンライン学習プラットフォーム「Trailhead」からのコンテンツや学習に関するレコメンデーションなどのパーソナライズされたキャリアガイダンスも受けられる。また、自分の関心やキャリア目標に合った社内の職務を簡単に見つけられる。

 マネジャーや人事チームは、Work.com Talentを使用して、従業員に関するインサイトを得ることができる。例えば、新しいプロジェクトや新たな役職に必要なスキルを持つ人材を社内で見つける際に役立つ。

 この新しいHR(人材)ツールは、Salesforceを利用して独自のカスタマイズされた人材ソリューションを構築している顧客から着想を得たとInnerfield氏は話した。例えば、プロフェッショナルサービス企業のJacobsは、Salesforceを利用し、世界の従業員5万5000人のための従業員サービスツールを構築しているという。

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