パナソニック、ローカル5G含むマルチアクセス制御技術の検証ラボ開設

NO BUDGET

2021-06-29 14:47

 パナソニック コネクティッドソリューションズとパナソニック システムソリューションズ ジャパンは、佐江戸事業場(横浜市)に、Sub6帯域(4.6GHz~4.9GHz)を活用したローカル5G(私設型第5世代移動体通信) SA(スタンドアローン)システムやマルチアクセス制御の実証や検証を行えるラボ「Network Connect Lab」を開設した。

Network Connect Lab
Network Connect Lab

 同ラボは、顧客やパートナー企業に、さらに踏み込んだ実証、検証ができる場として開設された。実験試験局免許を取得したローカル5Gの通信エリアとなっており、測定器などの設備も活用し、ソリューションや製品のシステム評価が可能な環境を提供する。

 具体的には、ローカル5Gによるロボットアームの遠隔操作や、変動の激しい無線環境下での映像伝送ソリューションといったデモ環境を提供する。さらに複数の基地局、移動局の通信状態をモデル化し、システム全体の機能や性能の可視化を可能にする無線システムシミュレーターも用意した。これにより、具体的なユースケースを実感できる。

 パナソニックの無線システムシミュレーターは、長年にわたるモバイル通信機器、システム開発関連の実績をベースにしたシミュレーションモデルを組み込んでおり、顧客の環境に合わせたさまざまなカスタマイズを加え、最適な提案を提供できるとする。

 パナソニックでは、ネットワーク、ソフトウェア、エッジデバイスなどのソリューション群の導入支援・構築・運用サポートまでを一体的に提供する「現場マルチネットワークサービス」を2021年2月から展開しており、同ラボについても、このサービスの統合的な検証も行える場にしていく方針だという。

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