伊勢神宮参道で160ほどの席数を用意する「ゑびや大食堂」などを経営するゑびや(三重県伊勢市、従業員数43人)は、ウェブから受発注できる「BtoBプラットフォーム 受発注」を2019年に導入。
発注方法をインターネットに変更し、約1時間の作業時間を10分に短縮したという。6月30日、サービスを提供するインフォマート(港区)が発表した。
従来の発注業務は、取引先にあわせてメールやファクス、電話などを使い分けていたという。商品数や取引先が膨大なお土産品などは専念しても1時間ほどかかり、人件費や業務負担となっていたと説明。
仕入れ業者と品物のほか、発注方法の組み合わせも把握する必要があり、担当の不在時や引き継ぎの際の課題となっていたという。ファクス用紙の紛失やメールの埋もれによって、発注の漏れや重複などもあったとしている。
BtoBプラットフォーム 受発注を活用し、発注業務を在庫を見ながらの「iPad」の画面操作に変更。必要な物を現場でメモ、事務所で記入して送るという作業がなくなったという。
履歴がシステムに残るため確認が容易になり、仕入れ数量の自動集計が可能。廃棄量を削減しつつ、1時間ほどの作業を10分に短縮できたという。引き継ぎも簡易化できたとしている。