コロナ禍で増加したインサイドセールス--成功の秘訣は

藤代格 (編集部)

2021-07-05 07:15

 電話やメール、ウェブ動画などを活用し、対面せずに顧客へアプローチする“インサイドセールス”は、コロナ禍でどんな影響をもたらしているのか――。

 クラウド型顧客管理システム「サスケ」などを展開するインターパーク(札幌市中央区)が5月6~9日、インターネットを活用して現在営業職に就く500人を調査。7月2日、認知度や導入状況、効果などを発表した。

 営業職全体のテレワークの実施率は、昨年から9.8ポイント減の43.2%。インサイドセールス導入企業に絞ると66.7%で、未導入企業では35%になるという。

 顧客管理システム(CRM)や営業支援システム、社内コミュニケーションツールなどで情報共有できるため、自宅からでも通常に近い業務ができることが原因にあると分析している。

テレワーク実施率(出典:インターパーク) テレワーク実施率(出典:インターパーク)
※クリックすると拡大画像が見られます

 インサイドセールスという言葉は全体の75.2%が認知しており、比率は昨年と変わらなかったという。

 「自社でインサイドセールスを導入している」は、昨年比6.1ポイント増の26.1%。そのなかの34.9%は、外出自粛が始まった2020年3月以降の導入になるという。コロナ禍による恒常的なテレワークに伴い、インサイドセールスの体制を構築、推した企業が増えたとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ChatGPTに関連する詐欺が大幅に増加、パロアルトの調査結果に見るマルウェアの現状

  2. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

  5. セキュリティ

    ランサムウェア攻撃に狙われる医療機関、今すぐ実践すべきセキュリティ対策とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]