電話やメール、ウェブ動画などを活用し、対面せずに顧客へアプローチする“インサイドセールス”は、コロナ禍でどんな影響をもたらしているのか――。
クラウド型顧客管理システム「サスケ」などを展開するインターパーク(札幌市中央区)が5月6~9日、インターネットを活用して現在営業職に就く500人を調査。7月2日、認知度や導入状況、効果などを発表した。
営業職全体のテレワークの実施率は、昨年から9.8ポイント減の43.2%。インサイドセールス導入企業に絞ると66.7%で、未導入企業では35%になるという。
顧客管理システム(CRM)や営業支援システム、社内コミュニケーションツールなどで情報共有できるため、自宅からでも通常に近い業務ができることが原因にあると分析している。
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インサイドセールスという言葉は全体の75.2%が認知しており、比率は昨年と変わらなかったという。
「自社でインサイドセールスを導入している」は、昨年比6.1ポイント増の26.1%。そのなかの34.9%は、外出自粛が始まった2020年3月以降の導入になるという。コロナ禍による恒常的なテレワークに伴い、インサイドセールスの体制を構築、推した企業が増えたとしている。
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