NECソリューションイノベータは、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)およびAI-OCR(人工知能を使った光学文字認識)の即戦力となる人材を育成する教育サービス「NEC カレッジ for RPA」を開講した。今後2年間で50社への提供を目指す。
同社では、RPAの開発業務に携わってきた同社の専門家が、これまでに得た知見・ノウハウを生かし、受講者の学習をサポートする。同社が提供するRPA関連の教育サービスの受講者は約1300人に上り、受講者からのフィートバックを得て、最適化された研修プログラムを提供していく。

入学コースの構成
このサービスは、基礎からRPAを学習し、即戦力となる人材を目指す「入学コース」とRPA人材に必要なベーススキルを選択し、短時間で技術を習得できる「オープンコース」がある。
「入学コース」ではRPAロボットの構築やAI-OCRツールの操作から、RPAロボットの管理、開発標準等の作成、自社業務を対象とした開発までを学ぶプログラムや、社内でRPAを推進するリーダーを育成するプログラムが用意されている。
また、6カ月間を4つのステップで区切り、ステップごとに、研修受講・研修で習得した内容を実践する課題への取り組み・進級試験という流れで、着実に理解を深めることができる構成としている。入学時にはRPAやAI-OCRの前提知識は不要。
「オープンコース」では業務効率化に有用なRPAやAI-OCRツールの操作方法だけでなく、適用対象となる業務の可視化や適用後の効果算定、RPA導入効果を拡大するテクニック、RPAロボットの開発における効率化ノウハウ、開発の実践経験に至るまで、15種以上の研修プログラムを用意している。
販売価格は「入学コース」が税別150万円、「オープンコース」が同2万6000円からとなっている。