ワークデイは、あるユーザー企業の事例として、Workdayファイナンシャルマネジメントの導入効果を次のように説明した。データを統合管理することで「弊社ソリューション導入前は20もあったサイロ化したシステムを1つに統合。運用の簡素化を実現」(正井氏)。内包するビジネスインテリジェンス(BI)機能やレポーティング機能で「他社ソリューションやデータの重複管理を排除し、約1.1億円のコストを削減」(正井氏)しているという。
組織やビジネス環境の変化に追従するWorkdayファイナンシャルマネジメントの機能を用いることで、「戦略の再整備が可能な時間は116%に増加」(正井氏)すると説明。他にも経営幹部のダッシュボード使用率は100%に向上し、新会社設立時もIT部門がかかわらずに業務部門のみでシステム構築できた事例を披露した。
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クックパッド 執行役 CFO 犬飼茂利男氏
グローバルでは1100社超が導入するWorkdayファイナンシャルマネジメントだが、国内ではクックパッド(横浜市西区、従業員数547人)がスピード感を持った事業成長やグローバル展開を目的に先行導入している。
クックパッド 執行役 最高財務責任者(CFO) 犬飼茂利男氏は「他社ERPと比較してもデータベースの持ち方がシンプルで分かりやすい。人事と財務が結びつくので、(Workdayファイナンシャルマネジメントを導入する)国内企業の成長に寄与する」とコメントを寄せた。
ワークデイは国内市場戦略として、財務基盤のグローバル展開を計画する企業やデジタルネイティブな成長企業、人材変革を進める企業を中心に展開する。