ぺガジャパンは7月7日、プロセス自動化を支援するソフトウェアスイート「Pega Infinity 8.6」の国内提供を開始すると発表した。最新版では、「Pega Platform」「Pega Customer Service」「Pega Customer Decision Hub」に対し、2021年第2四半期中に新しい機能強化が追加される。
Pega Platformには、プロフェッショナル/シチズンデベロッパー向けの新たなローコード開発機能が追加される。アプリケーションのユーザーインターフェース(UI)を設計しやすくなり、フロントエンド設計機能とバックエンド処理機能を組み合わせることで、企業・組織が単一のローコード開発基盤で洗練されたシンプルなユーザーエクスペリエンス(UX)を構築できるという。
また、自社AI(人工知能)機能と意思決定機能をローコードプロセス自動化ソフトウェアを統合して提供することで、企業や組織がビジネスと顧客のオペレーションを最適化できるようにする。これにより、迅速で効果的なイベント解決が可能になり、オペレーションコスト削減、従業員と顧客のエクスペリエンスのシンプル化を実現するとしている。
「Pega Process Fabric」が一般ユーザーにも提供されるようになり、従業員は一元的に作業を管理・モニターできるようになった。複数のアプリの作業を一元化する統合ワークリストを提供することで、よりスマートな作業の遂行を可能にする。
Pega Customer Serviceの新機能では、メッセージング機能を「Pega Customer Service Digital Customer Engagement Edition」に拡張。これにより、多くの企業・組織が顧客とコミュニケーションをとる方法と場所を詳細に制御できるようになった。
金融サービス、保険、通信業界向けの新しいMicrojourneyを提供する。これは、事前構成済みのサービスケースで、一般的なサービスインシデントの効率的かつ直感的な解決を支援するものになる。
Pega Customer Decision Hubには、マーケティング担当者とデータサイエンティスト向けに新たなAI機能が追加された。よりパーソナライズされたエンゲージメントを迅速に提供できるようになったとしている。