人工知能を使ったノイズ除去機能は、話者の声をオフィスや外出先、自宅からでも環境音に妨げられることなく聞こえやすくする。イマーシブシェア機能は、プレゼン資料に話者を重ねて表示することで、対面でのプレゼンにより近い没入感を聴き手に与えられる。

イマーシブシェア
提供:シスコシステムズ
クラウド電話サービス「Webex Calling」により、PBXやサーバーなどの設備を宅内に用意することなく、スマートフォンやPC、固定電話をセキュアなクラウド環境に接続するだけで、オフィスにある固定電話の番号を利用できる。

Webexのアプリケーションがインストールされた在宅勤務者のスマートフォン(左)から顧客のスマートフォン(右)に電話をかけるデモ。顧客のスマートフォンには03で始まる電話番号が表示されている。
提供:シスコシステムズ
「People Focus」は、カメラに組み込まれているインテリジェンスが参加者数を判断し、画面のレイアウトや参加者のカメラ映像を最適化する。会議室から複数人でWebexに参加していても、複数人を1フレームにまとめて入れるのではなく、各参加者を認識し1人1フレームで映し出す。オフィス勤務、在宅勤務にかかわらず対面と変わらない会議を体験できる。
Webexは、ハイブリッド型イベントの実施や管理の包括的な基盤にもなり、CiscoによるSocio買収が完了次第、大規模なエンドツーエンドのイベント体験を実現する全機能が提供可能となるという。
専用デバイスとしては、個人のニーズにも対応した製品も投入され、オフィス、外出先、自宅という様々な環境やシーンに合ったデバイスが利用できるようになっている。
管理面では、デバイスからソフトウェアのバージョン設定などのすべての管理がクラウド上の管理サイトからリモートで可能だという。
様々なAPIやSDKも用意されており、「顧客からのニーズとして、いかにビジネスにWebexの映像や音声を組み合わせられるかということがある。今後の日本市場の展開としては、我々がすでに提供しているものだけでなく、顧客が利用しているビジネスアプリケーションやデバイスとWebexの組み合わせをより促進していきたい」と石黒氏は述べる。

提供:シスコシステムズ