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松岡功の一言もの申す

マイクロソフトとNECの協業拡大は何が新しいのか、どんな意味があるのか

松岡功

2021-07-14 16:53

 MicrosoftとNECが戦略的パートナーシップを拡大すると発表した。両社はこれまで40年以上にわたって協業関係を維持・拡大してきたので組み合わせ自体に新味はないが、果たしてその内容には目を引くところがあるのか。

両社の協業拡大による新たな取り組みとは具体的に何か

 「NECとの戦略的パートナーシップにより、Microsoft AzureやMicrosoft 365のパワーと、NECのサービスやインフラに関する専門知識を組み合わせて、この急速な変化の時代に公共機関や企業のお客さまがレジリエンス(回復力)を実現し、変革することを支援していきたい」(Microsoft 会長 兼 CEOのSatya Nadella氏)

 「Microsoftの信頼性の高いクラウドやサービスと、NECが自社システムで培った経験、そして両社の人工知能(AI)やIoT技術を活用することにより、グローバルに展開する企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める上で、これまで以上に安全・安心なデジタルサービスを利用していただけると確信している」(NEC 代表取締役 執行役員社長 兼 CEOの森田隆之氏)(写真1)

写真1:Microsoft 会長 兼 CEOのSatya Nadella氏(左)とNEC 代表取締役 執行役員社長 兼 CEOの森田隆之氏(出典:日本マイクロソフト/NEC)
写真1:Microsoft 会長 兼 CEOのSatya Nadella氏(左)とNEC 代表取締役 執行役員社長 兼 CEOの森田隆之氏(出典:日本マイクロソフト/NEC)

 両社が7月13日に発表した戦略的パートナーシップ拡大の内容については速報をご覧いただくとして、こうした協業に関するお互いの基本姿勢や全体のイメージを掴むには両社のトップが発表に際して寄せているコメントが一番分かりやすいので、本稿ではまず両氏の発言のエッセンスを挙げておく。

 ただ、プレスリリースを読んだ限りでは、今回の提携拡大による新たな取り組みは具体的に何なのか、さらにその取り組みはこれまでとどう違うのか、筆者にはピンと来ないところがあったので、両社の広報をはじめ関係者に尋ねてみた。

 新たな取り組みとしては、大きく次の2点が挙げられる。

 1つ目は、両社でNECのオンプレミスのIT環境をAzureに移行し、「Azure Virtual Desktop」やその他のAzureサービスをNECグループ11万人の従業員に展開。さらにそのノウハウをベースに、グローバル市場へ向けてソリューション展開を行う。

 2つ目は、両社の強みとなるAI、IoT、クラウド、ネットワークなどの技術や資産を組み合わせて新規のDXソリューションを創出する。

 実は、これらの新たな取り組みの背景に興味深いポイントがあるようだ。

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