ネオキャリアの「Signing」は「iTrust電子署名用証明書」「iTrustリモート署名サービス」を利用した電子契約サービスである。同社は電子契約サービスの選定ポイントとして「契約書準備」「契約終結」「契約書管理」の3段階による優位性を提示した。
同社事業戦略本部 プロダクトデザイン部 部長で最高プロダクト責任者(Chief Product Officer:CPO)の松葉治朗氏は、契約書準備の段階で「ひな形を登録し、公開範囲を制限することで素早く締結できる。社内承認を必要とすることで不正を防ぐことも可能。書類ごとに利用する管理項目を自由に指定できる」と自社サービスの特徴を並べ上げた。
契約時も契約先のサービス登録は不要で、SMSで届いたメッセージのURLを開くことで、契約処理を進められると説明。また、書類入力時は契約書の画像ではなく入力フォームを用意することで、日付や数値などの入力を簡素化したという。
さらに任意の身分証明書を撮影してアップロードする機能を備えることで、本人確認工程も省略している。契約完了後は契約書の管理が必要になるが、Signingは階層型のフォルダー管理機能や閲覧権限の付与機能を用意。所属単位の権限付与で、異動や新入社員に対する設定変更を必要としないと説明している。
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