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日本株展望

下げ止まらない日経平均--業績好調でも景気敏感・製造業が買われにくい理由

ZDNet Japan Staff

2021-08-02 09:17

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 下げ止まらない日経平均、背景に2つの不安
  2. 米国株が強い理由:製造業のウエイトが低い
  3. 2022年、2019年型の世界景気減速ある?
  4. 株で資産形成:景気減速・悪化をどう乗り切るかが鍵

 これら4点について、楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジスト 窪田真之氏の見解を紹介する。

下げ止まらない日経平均、背景に2つの不安

 7月最終週(7月26~30日)の日経平均株価は1週間で264円下落し、2万7283円となった。下げ止まらない日経平均の背景に、2つの不安がある。

【1】日本の景気回復がさらに遅れる懸念

【2】世界景気が2022年減速する懸念

日経平均週足:2020年1月6日~2021年7月30日

出所:楽天証券MS IIより作成
出所:楽天証券MS IIより作成

 以下、2つの不安について、もう少し詳しく説明する。

【1】緊急事態宣言の対象拡大・期間延長。日本の景気回復がさらに遅れる懸念

 国内の新型コロナ新規感染者数は29日、30日と2日続けて1日1万人を超え、過去最高を更新した。感染力の強いインド型(デルタ型)の感染が急拡大している。

 これを受けて、政府は30日緊急事態宣言の延長と対象拡大を決めた。緊急事態宣言を、埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県へ新たに発令。期間は、8月2日から31日までだ。

 既に発令中の東京都、沖縄県について、終了時期を8月22日から8月31日まで延ばした。また、北海道、石川、京都、兵庫、福岡には、まん延防止等重点措置を適用した。

 これで、日本の景気回復がさらに遅れる懸念が強まり、30日の日経平均は前日比498円安の2万7283円と売り込まれた。

【2】好調の米景気も2022年には減速へ。世界景気が2022年減速(失速?)する懸念

 米景気は足元とても好調だが、それはコロナからの回復でリベンジ消費が盛り上がる中、巨額の財政出動も出ていることによる。ただ、今のような好調はいつまでも持続可能ではないと見られている。リベンジ消費は一時的で、そのうち一巡すると考えられる。

 米国とともに、世界景気回復をけん引してきた中国景気も足元やや減速感が出ている。東南アジア経済にも、ブレーキがかかりつつある。日本と同様、欧米に遅れて今になって感染が拡大している影響が出ている。

 ワクチン接種が進んでいる欧米も含め世界全体で、新型コロナ・デルタ型の感染が急拡大していることも、世界景気に悪影響を及ぼす可能性が懸念され始めている。

 これらの懸念を総合して、2022年は世界景気が減速すると見られている。減速で済むのか、失速と言われるほど悪化するか見極めが必要となっている。

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