従業員に快適な勤怠体験を--締め作業や集計が大幅に効率化
2016年の導入以来、TeamSpiritは5年間に渡り、同社の勤怠と工数の管理や経費精算などに活用されている。新妻氏は、「TeamSpiritは、モバイル端末からも勤怠の打刻や申請がスムーズにできるので、さまざまな現場へ派遣している従業員にとって、高い利便性があると感じています。軽快に動作するので、勤怠システムへの苦情もなくなりました」と、利用者視点での導入効果を評価する。また、打刻漏れへのアラート通知を活用することで、勤怠の入力漏れが激減したという。
総務部総務2課 今泉氏(左)と総務部 部長の新妻氏
TeamSpiritは管理業務の効率化にも貢献している。同社 総務部総務2課 今泉雅子氏は、「従業員数が増えているにもかかわらず、締め作業に掛かる時間は変わっていません。手作業の頃と比べると、作業時間は半分以下になったのではないかと思います。また、以前のシステムでは締め作業の際にPC2台を専有していましたが、現在はPC1台のみで、他の業務をしながら締め作業を行えるようになりました」と話す。
さまざまな情報を、さなざまな切り口で瞬時に出力できることもTeamSpiritのメリットだ。年齢や所属コードなどで区分けして、集計作業や、データ分析のためにレポート出力することがたやすく行える。池田氏は、「在宅勤務をしている社員に補助を支給しているのですが、その集計も簡単です。#(ハッシュタグ)に『在宅』で検索するだけで集計ができてしまいます」と、TeamSpiritの利便性を評価する。
同社は、今後TeamSpiritに蓄積された情報を活用することで、従業員の業務生産性の向上に生かしていきたいと考えている。またTeamSpiritと、他の業務アプリケーションとの連携も強めていく方針だ。
新妻氏は「TeamSpiritは『Salesforce』上で動いているので、営業管理と勤怠情報を結びつけて管理できないか検討しています。また、現場に派遣された従業員への情報共有や交流の促進も課題なので、Salesforce上で動くグループウェアも導入しました。TeamSpiritを起点にプラットフォームとしてのSalesforceの活用にも取り組みます」と語った。