TBSグループの持ち株会社であるTBSホールディングス(港区、連結従業員数6134人)は、ノーコードアプリケーション開発プラットフォーム「AppSheet」を採用。
約1万人の管理が必要な新型コロナウイルスワクチンの職域接種管理システムを3週間で構築、導入したという。8月10日、導入を支援した吉積情報(千代田区)が発表した。
接種まで3週間という短期間で導入可能で、約1万人のグループ会社、関係者のワクチン接種予約を効率的に管理できるシステムを検討。
日頃から「Google Cloud」「Google Workspace」といったGoogleのサービスを活用したシステム構築を支援する吉積情報に相談し、表計算ソフト「Google スプレッドシート」 をデータベース(DB)としたアプリケーションを開発、構築できるAppSheetを採用したという。
スプレッドシートに各部署単位で入力した情報を、Apps Script経由で随時マスターデータベースに集約。接種会場での受付や2回目の予約、接種後状況の確認などにも活用できるという。
一連の作業を効率化しつつ、不必要なデータ閲覧を防止。プライバシーの保護もできるとしている。
AppSheetは、コーディング経験不要でモバイルやウェブアプリケーションを構築できるという。
スプレッドシートやDBサービス「Cloud SQL」といったGoogleのサービスのほか、「Excel」「Salesforce」などをデータソースに構築可能。アプリとデータソースの操作は同期できると説明している。
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