日立グループ企業からのビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)を請け負う日立ICTビジネスサービス(日立BS、横浜市西区、従業員数1978人)は、提案型BPO担当育成のため「IM-QuickActivate BPM実践ワークショップ研修」を活用。
研修やeラーニングなどを受けた人材による社内業務の見直し、平準化などが進み、約90の業務プロセスを自動化しているという。8月19日、サービスを提供するNTTデータイントラマート(港区)が発表した。
日立グループ全体で事業のデジタル化が進んでおり、日立ICTビジネスサービスのBPOサービスにも業務内容を十分に理解した人材によるデジタル技術導入が必要となったという。
IM-QuickActivateでは、ウェブアプリケーション共通基盤「intra-mart」を活用したローコード開発、ビジネスプロセス管理システム(BPMS)のプロトタイプ構築までを実践可能。既存のロボティックプロセスオートメーション(RPA)、他システムなどとの連携もできるという。
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週1回の研修を8回、2カ月かけて受講した12人を講師として社内に展開し、約2500の業務プロセスの記述を統一して可視化。ボトルネックなどを発見し、そのうち90の業務プロセスをintra-martとRPA「UiPath」の連携で自動化しているという。
全てのRPAをintra-martから起動することで全体の統制を図り、野良ロボットを排除していると説明。リモートでの進捗管理、業務負荷の平準化なども実現しているという。
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intra-martは、「Accel Platform」を中核に、業務アプリケーションやローコード開発ツールなどを活用できる共通基盤として提供している。企業特有のニーズにあわせたカスタマイズしやすいオープンな開発環境で、全社員が手軽に活用できると説明している。
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