移転を機に仮想化基盤をHCI化--サーバー台数が4分の1に、PC900台も刷新

藤代格 (編集部)

2021-08-27 07:00

 社会医療法人財団 仁医会 牧田総合病院(大田区、従業員数915人)は、移転を機に電子カルテシステムの基盤にハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)「ThinkAgile HX5521」を採用。

 合わせてPC約900台を15.6型ノートPC「ThinkPad E15 Gen1」へリプレースし、納期を一元管理するという。8月24日、レノボ・ジャパンとレノボ・エンタープライズ・ソリューションズが発表した。

 290床、常勤医師61人、正看護師295人などで運営する牧田総合病院は、院内ITシステムの中核となる電子カルテシステムをサーバーとSAN(ストレージエリアネットワーク)、ストレージの3層構造で構築。

 運用管理工数や設置スペース、空調の費用、5年ごとに発生する交換などが課題で、大田区大森から蒲田への移転に合わせてリプレースを検討したとしている。

 2U1ノードの大容量仮想サーバー向けモデル「HX5000」シリーズで、購入者が選択したNutanixソフトウェアを搭載できる“認定ノード”モデルのThinkAgile HX5521を採用。

 サーバー台数を約4分の1に削減でき、管理工数や空調費用を減らせるという。

筐体イメージ(出典:レノボ・ジャパン) 筐体イメージ(出典:レノボ・ジャパン)
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 仮想環境上に仮想マシンを作成、システムの基盤にでき、システム追加時に必要だったサーバーの購入、設置業務などが削減できると説明。

 データを確実に移行すべく入念な技術検証などを実施できる「プロフェッショナル・サービス」を活用し、2月に新環境へ移行したとしている。

 同時に、老朽化したPC900台をIntelの第10世代CPU「Comet Lake」を搭載するThinkPad E15 Gen1にリプレースしている。

 機能やデザイン性、堅牢性に加え、調達先の統一で納期を一元管理、保守窓口を一本化できる点などを評価している。

ThinkPad E15 Gen1

ThinkPad E15 Gen1(第10世代intelCPU) ThinkPad E15 Gen1(第10世代intelCPU)
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OS:Windows 10 Home(64ビット)
CPU:Core i5-10210U/Core i3-10110U
メモリー:最大16GB
ストレージ:最大1TB SSD/2TB HDD
ディスプレイ:15.6型ワイド
表示方式:フルHD(1920×1080)、非光沢
駆動時間:最大12.6時間
質量:約1900g~
外形寸法(幅)×(奥行)×(高さ):368×245×18.9mm
税別販売価格:9万9000円~
発売日:2019年11月8日

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