Microsoftは9月以降、ネイティブのAndroid版「Office」アプリのサポート対象から「Chromebook」を外す。代わりに、米国時間9月18日からウェブベースの「Office.com」「Outlook.com」アプリを利用するよう、ChromebookでAndroid版Officeを使っているユーザーに推奨する。
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Microsoftは9月18日以降も、他のAndroidプラットフォームにはネイティブのOfficeアプリを提供し続ける。8月25日に情報サイトAbout ChromebooksでKevin Tofel氏が言及しているように、これは、「Chrome OS」のみを対象としたMicrosoftによる制限だ。Chromebookユーザーは、ウェブベースのアプリを利用する場合、個人の「Microsoftアカウント」(MSA)か「Microsoft 365」「Office 365」サブスクリプションにひも付いたアカウントでのサインインが必要になる。
Tofel氏によると、WindowsUnitedが報じているように、一部のChromebookユーザーは、ウェブ版アプリに移行させるMicrosoftの計画について6月には知らされていたという。
Microsoftは8月13日頃、今後の変更を反映するように、「ChromebookにMicrosoft Officeをインストールして実行する方法」に関するサポートページを更新した。このページには現在、「Android版のOffice、Outlook、OneNote、OneDriveなどは、現在Chromebookではサポートされていません」と記載されている。新たに更新されたページは、Office.comから「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」「OneDrive」「Outlook」にアクセスするようChromebookユーザーに推奨している(サポートページの変更について指摘してくれた@teroalhonenに感謝する)。
先週まで、このサポートページでは、「Google Play Store」からネイティブのAndroid版Officeアプリをインストールするよう、Chromebookユーザーに勧めていた。
Microsoftが唯一公開した今回の変更に関する説明によると、ウェブ版アプリは、「Chrome OSおよびChromebookユーザーに最も最適化された体験を提供する」という。これは単に、Microsoftによる「Chromeとの競争」を目的とした新たな試みなのだろうか。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。