サイボウズは、JamfのAppleのデバイス管理ソリューション「Jamf Pro」を採用した。同製品を活用することで、サイボウズは、従業員が業務で使用する端末を自由に選択できる「従業員選択制」を推進し、業務効率と生産性の向上を見込む。Jamfが発表した。
サイボウズでは国内で導入している業務用パソコン約2500台のうち約700台がMacで、2021年度の新入社員の大多数がMacを選択している。
Jamf Proは「ゼロタッチ導入」が可能で、初期設定の手間が大幅に削減されるという。あらかじめ構成プロファイルなどの設定を作成しておけば、従業員がMacのパッケージを開封して端末をネットワークに接続するだけで、必要な設定が自動で端末に適用される。これにより、情報システム部での開封作業や設定の手間が軽減したという。
サイボウズはこのほか、Jamf ProがMacのOSのアップデート時に同日サポートしている点や、独自の「Jamfエージェント」機能によって、設定やアプリの端末への配布を管理者が意図したタイミングや頻度で実行できる点を評価した。また「スマートグループ」機能で端末を柔軟にグルーピングできるといった、きめ細かな管理ができる点も採用のポイントになったという。