テレビ番組や映像広告の撮影向けにレンタルスタジオ事業などを展開するデジタル・クリエイティブ・ネット(DCN)は、クラウド型統合会計管理システム「Zoho Finance Plus」を導入した。
今回の導入によって会計業務を効率化し、可視化された財務データをCRM(顧客関係管理)と連携することで、経営と財務が一体となった経営改善を図る。
DCNではこれまで出金関連の入力作業などを手作業で行っており、事業改善に注力するためにもこうした定型業務の削減が急務となっていた。
Zoho Finance Plusについては、請求書発行、会計、在庫管理、定期課金、経費管理、支払い管理の各機能を共通基盤で利用できることを評価している。
DCNは出金業務や請求業務などをクラウド型会計・請求管理システム「Zoho Books」に集約し、金銭の出入りを一元的に管理できる体制を構築した。出金業務については、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)とOCR(光学文字認識)を組み合わせることで、入力作業から決済までをほぼ自動化している。また請求業務などの受注管理や発注管理も同一ツール上に統合されているため、会計業務の生産性が大幅に向上した。
さらには、Zoho Booksの財務データと「Zoho CRM」の情報をひも付けて、プロジェクトや商談ごとの収支を可視化し、詳細な経営分析につなげている。