Google Cloud、サプライチェーンの可視性を高める「デジタルツイン」サービス発表

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2021-09-15 12:15

 Google Cloudは米国時間9月14日、「Supply Chain Twin」を発表した。組織がさまざまなソースのデータを活用し、物理的なサプライチェーンをより深く理解できるよう支援するサービスだ。企業がデジタルツインを構築できるようにする専用の業界ソリューションとなる。また同社は、Supply Chain Twinとともに利用可能で、リアルタイムのダッシュボード、高度なアナリティクス、アラート、「Google Workspace」でのコラボレーションなどの機能をサプライチェーンマネージャーに提供する「Supply Chain Pulse」モジュールも発表した。

 この1年間、新型コロナウイルスのパンデミック、気候関連の災害、スエズ運河の封鎖など、さまざまな出来事が発生し、グローバルなサプライチェーンの脆弱さが浮き彫りになった。各社がレジリエンスの向上に取り組む中、Googleはサプライチェーンの可視性を高めることでアピールしようとしている。

 Supply Chain Twinを使用することで、企業はERPなどのエンタープライズビジネスシステム、サプライヤーとパートナーのシステム、気象データなどの公開ソースといったさまざまなソースのデータをまとめられるようになる。Googleによると、このサービスでは、パートナーとの統合に必要な時間が従来のAPIベースの統合よりも短くなるという。

 Supply Chain Pulseモジュールは、主要な運用指標を分析するためのさまざまなパフォーマンスダッシュボードを提供する。これにより、サプライチェーンの状態を確認しやすくなる。また、主要な指標がユーザーの定義したしきい値に達した際にトリガーされるモバイルアラートを設定することができる。Google Workspaceで素早く共同作業して問題を解決できるよう、共有ワークフローを構築することも可能だ。このサービスは、イベントに応じて、人工知能(AI)駆動のレコメンデーションで、イベントが変化した際に戦略的な対応を提案する機能も備える。

 Googleは、DeloitteやPluto7、TCSなどのシステムインテグレーションパートナーと協力し、小売、製造、消費財企業、ヘルスケアなど、物流量の多い企業がSupply Chain Twinを導入できるように支援する。Supply Chain TwinとTwin Pulseモジュールはプレビューで利用可能になっている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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