中小企業の8割、オフィスワークへの回帰を予測--テレワークへの期待感低く

ZDNET Japan Staff

2021-09-16 07:30

 デル・テクノロジーズは9月15日、テレワークに関する調査結果を発表した。それによれば、中小企業の8割以上が新型コロナウイルス感染症が収束した場合、出社/オフィスワーク主流の働き方に回帰すると予測しているという。また、8割は「出社/オフィスワークが主流」の働き方を希望していることも明らかになっている。

 同社は、従業員規模1~99人の中小企業の経営者と社員20~69歳の全国男女1110人を対象にインターネットで8月10~13日に調査した。

 新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、コロナが収束に向かった場合の働き方について聞くと、「完全出社/オフィスワークに戻る」との回答が56.0%、「併用で出社/オフィスワークが主流になる」との回答が30.0%だった。テレワークが主流(「完全テレワークになる」と「併用でテレワークが主流になる」)になるとの回答は14.0%という結果だった。

 コロナ禍が収束に向かった場合に希望する働き方を聞くと、「完全出社/オフィスワーク(51.3%)」が過半数を占めた。「テレワークと併用で出社/オフィスワークが主流(28.9%)」と合わせると、全体の8割が出社/オフィスワークをメインとした働き方を希望しており、中小企業でのテレワークへの期待感は高くないとしている。

 勤務先がテレワークと出社/オフィスワークのどちらを推奨しているかを聞く質問では、「どちらかといえば出社/オフィスワーク」との回答が45.7%と最多。続いて39.3%が「いずれかが推奨されているということはない」と回答しているが、「どちらかと言えばテレワーク」を推奨している企業は15.0%という結果である。

 コロナ禍収束後、出社/オフィスワークとテレワークのどちらがうれしいかを聞くと、出社/オフィスワークを好む回答者(32.5%)が、テレワークを好む回答者(25.1%)を上回った。いずれの場合も、「どちらでもない」との回答が過半数を占めている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]