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富士通、ビル設備管理のDXを支援するクラウドサービス発売

NO BUDGET

2021-10-04 11:00

 富士通は、ビル管理システム「FUJITSU Public Sector Solution Social Century Sustainable 施設総合管理システム Futuric」(Futuric)シリーズのラインアップを拡充し、クラウド型の新サービス「FUJITSU Public Sector Solution Social Century Sustainable 施設総合管理クラウド Futuric/CL」(Futuric/CL)の提供を開始した。

 販売モデルは設備管理点数に応じて用意しており、最大200点まで監視可能なライトと、3000点まで監視可能なスタンダードから選択できる。税込の利用価格は、ライトが月額7万7000円、スタンダードが月額44万円。

 同サービスは、ビルや施設内に設置された設備の稼働状況やエネルギー使用量のデータをクラウドに蓄積し、インターネット上の統合建屋ダッシュボード画面で一元管理できる。

 コストが課題で導入が進まなかった中小規模のビルや複数のビルを管理するオーナーや管理会社向けに、設備の規模に応じてシステムコストを抑えて導入できる月額定額制を取っている。

 また、設備稼働状況をクラウド上で収集や可視化できるため、それらの情報を基に無駄な空調や照明をコントロールするなど、エネルギー消費量を正味ゼロにするZEB(Net Zero Energy Building)の達成に必要な省エネの実現や脱炭素化に貢献できる。さらに、常駐勤務が必要となる防災センターや中央監視室での監視や制御などの管理業務を遠隔からウェブ画面上で可能にした。

 Futuric/CLは、温湿度計などから出力されるアナログ計測値や、電力量計から出力されるパルス積算値を定期的に収集し、それらをトレンドグラフで表示する。これにより、エネルギー使用の傾向や設備の状態をクラウド上で常時監視することができる。

トレンドグラフの画面イメージ(出典:富士通)
トレンドグラフの画面イメージ(出典:富士通)

 ビルオーナーや管理者は、Windows OSのパソコンからインターネット経由で統合建屋ダッシュボード画面にアクセスすることで、ビル1棟から最大100棟にわたる複数ビルの設備の状態をリアルタイムに把握し、遠隔操作で設備機器のON/OFF制御やスケジュール運転の設定などを一元管理できる。

 これらの機能により、常駐管理者が不在のビルでも遠隔から監視や制御ができるため、複数ビルの管理や休日夜間対応などにおける人手不足の解消につながる。設備の故障や建物内の異常などの警報を検知した際は、ウェブブラウザーの起動状態に関係なくパソコンから警報音が鳴るため、迅速な対応が可能だという。

 さらに、大規模ビルの運用に適したオンプレミス型の設備監視システムで必須とされるB-OWS(マンマシン機能)やB-BC(収集/制御系マシン)の一部をクラウド側で実行可能な仕組みにした。これにより、専用サーバの現場設置や耐用年数が経過した機器の交換、OSやウェブブラウザなどのアップデート作業が不要になるため、初期導入や機器更新コスト、運用負荷を大幅に削減できる。

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