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第2回:リモートワークが「個を解放する」--自由で自律した働き方へ - (page 2)

齊藤直子(カオナビHRテクノロジー総研 研究員)

2021-10-14 07:00

リモートワークは働く人を「時間の制約」から解放する

 多くの人が継続を望むリモートワークですが、魅力は一体どこにあるのでしょうか。多くの人が感じているメリットは「時間のゆとりが持てるようになった」ということのようで、実際にカオナビHRテクノロジー総研の調査でも約6割の人がメリットとして選択していました。また、リモートワークをしている人に「リモートワークを始める前よりも、費やす時間が増えた活動があれば教えてください(選択式/複数回答可)」と聞いた結果が図5です。

(出典:カオナビHRテクノロジー総研) (出典:カオナビHRテクノロジー総研)
※クリックすると拡大画像が見られます

 コロナ禍の影響があることに注意しなくてはなりませんが(例えば「家族・友人など親しい人と過ごす時間」が増加した人の割合には、コロナ禍による外出抑制が影響しているでしょう)、3割程度の人が「趣味や余暇活動の時間」「睡眠の時間」が増加したと回答しており、子供がいる世帯のリモートワーカーは顕著に「家事・育児の時間」が増加したと答えています。

働き方の常識から解放される時代へ

 「みんなが一緒に、オフィスや職場に来て働く」というのは、少し前までは当たり前のことでした。しかしリモートワークはその当たり前に一石を投じており、これまでの常識から解放される働き方に注目が集まっています。

 例えば副業や兼業も、「本業一つで働く」という常識を覆す働き方と言っていいでしょう。また「みんなが一緒の時間にフルタイムで働く」という常識を覆すような働き方は、以前からフレックスタイム制や時短勤務などがありますが、「全員が勤務すべき時間帯」が定められているフレックスタイム制から、勤務すべき時間帯を完全に自由とするフルフレックスタイム制へ移行した企業もあります。選択的週休3日制も、その潮流にあると理解できます。ワーケーションなどリゾート地や地方の宿泊地で、レジャーを楽しみながら仕事をするという働き方も注目されています。

 「仕事内容に合わせて、時間や場所を選択できる働き方」のことを、「アクティビティーベースドワーキング」(ABW)と呼びますが、スタートアップを中心にABW推進の制度を設ける企業は徐々に増えています。実際カオナビでも、「MY WORK STYLE」という制度を導入しており、筆者はリモートワーク、副業・兼業、フレックスタイム、選択的週休3日制度を定常的に活用し、ワーケーションも利用経験があります。

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