編集部からのお知らせ
新着記事まとめPDF「ランサムウェア」
注目の記事まとめPDF「Chrome OS」

グーグル、オープンソースのセキュリティ強化プロジェクトに100万ドル

Liam Tung (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2021-10-05 14:43

 Googleは、The Linux Foundationが運営する、重要なオープンソースプロジェクトのセキュリティ強化を目的とした新プロジェクトに100万ドル(約1億1000万円)の支援を行うことを明らかにした。

 同社は最近、Joe Biden米大統領のサイバーセキュリティ強化の呼びかけに応えて、セキュリティに対して今後5年間で100億ドル(約1兆1000億円)を投じると宣言したが、今回の取り組みはその一環だ。このプロジェクトは、攻撃に対してソフトウェアを強化する改善により、脆弱性が生まれる前に潜在的なセキュリティ問題を解決することを目的としている。

 「Secure Open Source」(SOS)と名付けられたこの試験的な試みでは、重要なオープンソースプロジェクトのセキュリティを強化した開発者に金銭的な報酬を提供する。

 Googleのブログ記事によれば、重大なバグを防げるようソフトウェアを強化した場合には「1万ドル以上」、何らかのメリットが得られる「小さな改善」には505ドルの報酬が支払われるという。

 また、「セキュリティ上の否定しがたいメリットが得られる中程度に複雑な改善」に対しては5000ドルから1万ドル、「ある程度の複雑さと影響」がある改善に対しては1000ドルから5000ドルの報酬が支払われる。

 Googleのブログ記事では、「今回の100万ドルの投資は手始めであり、コミュニティーのフィードバックに基づいてプログラムの範囲を拡大していく」と述べている。

 このプログラムの目標は、重要なオープンソースプロジェクトやそれを支えるインフラの強化を積極的に進め、アプリケーションに対する攻撃やサプライチェーン攻撃を防ぐことだ。

 ソフトウェアのサプライチェーンは、ロシア政府の支援を受けたサイバー攻撃によって、エンタープライズソフトウェア企業であるSolarWindsのアップデートが悪用され、米国の政府機関やIT企業が影響を受けたことで重要視されるようになっている。

 オープンソースソフトウェアは、プロジェクトが主にメンバーの自発的な活動によって支えられており、資金が不足しがちだという別の問題も抱えており、GoogleはSOSを通じてこの問題を解決しようとしている。これはつまり、オープンソースソフトウェアプロジェクトは、セキュリティを改善するために資金を必要としているということを意味している。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    マンガでわかる―Webサイトからの情報搾取を狙うサイバー攻撃「SQLインジェクション」、どう防ぐ?

  2. 経営

    迫られる改正電子帳簿保存法対応--中小・中堅企業に最適な簡単&現実的な運用方法とは

  3. 運用管理

    AWS、GCP、Azureを中心としたクラウドネイティブ環境における5つのセキュリティ強化策

  4. 運用管理

    5G時代におけるクラウドサービスの問題点、通信の最適化・高速化を実現する「MEC」の活用事例を紹介

  5. コミュニケーション

    情報が見つからない&更新が進まないFAQページは絶対NG!効果的なFAQを作成・運用するために

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]