パロアルトネットワークスは10月6日、サイバー脅威の検知・対応ソリューションの最新版「Cortex XDR 3.0」の提供を開始した。クラウド環境への対応をより強化した。
Cortex XDRは、サイバー攻撃の手法や戦術を基にしたセキュリティ対策フレームワーク「MITRE ATT&CK」などに照らして、サイバー攻撃による脅威の検知から対応までを支援する。
最新版では、検出と監視、調査の機能をクラウド環境にも対応させた。クラウド上にあるホストマシンのデータやトラフィックログ、監査ログ、また同社のクラウドセキュリティ基盤「Prisma Cloud」のデータやサードパーティーのクラウドセキュリティに関するデータも利用できるようになり、ユーザー行動分析によるIDベースの脅威検知を可能にした。
また、侵害を受けたシステムからユーザーやファイル、アプリケーション、ブラウザーなどに関する証拠につながるデータを収集するフォレンジックモジュールや、MITRE ATT&CKフレームワークに関連付けてセキュリティインシデントの全体的な情報を集約するインシデント管理インターフェースを備える。
この他に、同社のクラウドセキュリティ基盤「Prisma Cloud」のデータに加え、サードパーティーデータも取り込めるようになり、より広範なデータソースを用いた脅威分析ができるようになっている。