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Box、マイクロソフトやSlackと連携強化--新セキュリティ機能も

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2021-10-07 13:56

 Boxは米国時間10月7日、年次カンファレンス「BoxWorks」で、MicrosoftやSlackとの新たな大規模な統合のほか、人工知能(AI)を活用したマルウェア対策など、一連の製品アップデートを発表した。

 最高経営責任者(CEO)のAaron Levie氏は、米ZDNetに対し、「この1年半、当社が行ってきたことは、当社の長期的なビジョンと一致している」と述べた。「しかし、変化のスピードや私たちが行っていることの数は、当社の想像をはるかに超えている」

 例えばLevie氏によると、顧客からの強い要望で電子署名市場に参入した。これは数年前には必ずしも予測していなかったことだという。「しかし、新型コロナの感染拡大で、誰もがデジタルワークフローに移行しているため、数十億ドル規模の市場に参入することになった」(同氏)

 Boxは、2月にSignRequestを5500万ドル(約60億円)で買収すると発表し、7月には、同社のサービスにネイティブなかたちで組み込まれた電子署名機能の「Box Sign」を、「Business」プランと「Enterprise」プランの顧客向けにリリースした。Box Signは10月、米国とカナダでBusiness、Enterpriseプランの全ユーザーが利用可能になる予定だ。

 「異なる場所で仕事をするというハイブリッドな働き方の性質により、仕事の基本的なパターンが進化している」とLevie氏は述べた。「そのため、当社の製品ロードマップ全体が影響を受けている」

 デジタルワークへの移行が加速したことで、ランサムウェア攻撃も増加している。Boxはそうした問題に対処するため、セキュリティ管理、脅威検出ソリューション「Box Shield」に新機能を追加している。新しいマルウェアディープスキャン機能が、Boxにアップロードされるファイルをほぼリアルタイムでスキャンする。深層学習技術と外部の脅威インテリジェンスを使ってファイルを分析し、ビジネスの深刻な問題が発生する前に高度なマルウェアを阻止する。

Box
提供:Box

 またBoxは、Box Shieldの強化されたアラート機能を発表した。機械学習を利用し、疑わしいダウンロードといったユーザーの異常な行為を警告する。Box Shieldの機械学習アルゴリズムが、特定の行為についてリスクがあると判断した理由を説明する、管理者向けのより詳細なアラートも提供される。

 Levie氏によると、Boxは徐々にBox Shieldの機能を拡充し、攻撃があった際に顧客がロールバックしたり、ランサムウェアが異なるファイル環境に侵入することを防いだりすることができるようにする計画だ。

 ほかにも同社は、「Box Notes」を刷新し、さらなるコラボレーション機能を追加した。ユーザーは、目次やアンカーリンクなどを追加して、Box Notes内でコンテンツの整理とナビゲーションを容易に行えるようになる。

 アップデートされたBox Notesは、2022年1月より一般提供が開始される予定だ。Boxのコアサービスに無償で含まれる。

 Boxのモバイルアプリには、「iOS」と「Android」向けにアップデートされた「Capture Mode」新機能が加わり、写真、音声、文書のキャプチャ、スキャン、アップロードをシームレスに行えるようになる。これにより現場のチームは、一層容易にBoxに直接コンテンツを追加できる。さらに、光学式文字認識(OCR)技術でテキストを自動的に認識し、スキャンしたドキュメントを検索可能なPDFに自動的に変換する。この新しいOCR機能は多言語に対応する。

 さらに統合機能も強化される。「Box for Microsoft Office」では、「Office」のデスクトップ版とモバイルアプリ(「Microsoft Word」「Excel」「Powerpoint」など)で、リアルタイムの共同編集が可能になる。「Box for Microsoft Teams」も統合機能がアップデートされており、BoxをTeamsのデフォルトのストレージオプションとすることができるようになる。この強化されたBox for Microsoft Officeは2022年初頭に、Box for Microsoft Teamsは2021年末までに提供される予定だ。

 Boxはさらに、「Slack」との統合も深化させている。ユーザーはSlackのインターフェースを介してファイルを直接Boxにアップロードし、BoxをSlack内のコンテンツレイヤーとして利用できる。Slackを介してアップロードされたファイルも、Boxのセキュリティとコンプライアンスの基準を維持できる。これらの新機能は、2021年中に利用可能になる予定だ。追加コストなしでBoxのコアサービスに含まれるという。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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