ServiceNowとプロセスマイニングのCelonisが戦略的パートナーシップを結び、それぞれのプラットフォームの連携や出資などを行っていくと発表した。
ServiceNowは「Now Platform」、Celonisはプロセスマイニングツール「Exectuion Management System」(EMS)で、業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む企業であることから、このパートナーシップは注目に値する。ServiceNowはワークフローによる業務効率化などを専門とし、Celonisはデータによるビジネスプロセスの改善を目指している。
両社によると、共同で開発したサービスを2022年上半期にリリースする計画だ。まず、ServiceNowのローコードワークフロープラットフォームとCelonis EMSのリアルタイムプロセス実行機能を組み合わせる。顧客が人、プロセス、システムといったワークフローの要素をリアルタイムでマッピングし、デジタルなワークフローを構築して、より効率的に業務を自動化できるようにするとしている。
このパートナーシップには、相互出資、共同開発、マーケティング、セールスなどの戦略的なGTM(Go-To-Market)の取り組みが含まれる。CelonisはITと従業員エンゲージメントにServiceNowを採用する。ServiceNowはすでに、社内の財務やセールスでCelonisのプロセスマイニング機能を採用している。
ServiceNowの最高経営責任者(CEO)Bill McDermott氏は、CelonisとServiceNowは新たなビジネスモデルとデジタルトランスフォーメーションを素早く加速できると述べた。Celonisの共同CEOで共同創業者のAlex Rinke氏は、ServiceNowとのパートナーシップで、企業におけるさらなるデータを活用できるようになると話した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。