CTC、金融機関向けAPI連携ソリューションを提供

NO BUDGET

2021-10-08 11:00

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、金融機関向けのAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)連携ソリューションの提供を開始した。自社システムのAPI公開を進める金融機関を中心に展開し、3年間で20社の受注を目指す。

 同ソリューションでは、AuthleteのAPI認可サービス「Authlete(オースリート)」を中心に、高いセキュリティレベルを保ってデータ連携を可能にする。

 Authleteは、APIの使用時に安全なデータ連携を規定した技術仕様「FAPI(Financial-grade API、通称:ファピ)」の認定を受けており、APIでのアクセスを許可する「認可」の機能を搭載している。

 Authleteでは、例えばフィンテック関連のアプリケーションが銀行のデータを利用する場合に、リクエストごとに口座残高/入出金履歴の照会、資金移動を伴う振込/決済などのデータが利用できる権限を付与し、アクセス可能な時間と機能を制限してAPI連携を可能にする。何らかの手段で不正利用が発生した場合でも、アクセスに有効期限と機能制限があるため被害を最小限に抑えられる。

 CTCは、既にAPI公開時の利用状況の分析やトラフィック管理、フォーマット変換などを容易に実現するプラットフォーム「Apigee」の取り扱いを開始しており、Authleteと組み合わせて金融機関向けに安全なAPI連携ソリューションを提供していく。

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