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ビデオ会議の負荷軽減に"非同期"動画が有効である理由--難しさも - (page 2)

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2021-10-14 06:30

 以下に、筆者が「非同期は簡単ではない」というTaylor氏の意見に同意する理由を3つ挙げる。

  • 規律。会議には規律がない。役員が30分間の会議を開く代わりに3~10分の動画を作るよう要求し始めたら、その動画は非常にポイントを押さえたものにする必要があるだろう。
  • 文化。2つの文化的なハードルが非同期ミーティングの活用を妨げている。第一に、動画を苦手とする人もいる。筆者はこれまでかなり努力してきたが、筆者が作る動画は並以下だと言わざるを得ない。もう1つは、マネージャー側の事情だ。多くのミーティングでは、従業員が「ちゃんと働いている」ことを確かめるために動画を使っている。こうした長時間のビデオ会議も、従業員のキー入力を記録するキーロガーと比べれば、干渉は少ないといえるかもしれない。
  • 動画中心主義。非同期の会議は、TikTok世代がショーを仕切るようになれば素晴らしいものになるだろう。10代や20代の若者は、非同期コンテンツの扱いに長けている。しかし多くの企業は、短い動画に対応できるだけの準備はできていないはずだ。

 いずれにせよ、今こうした非同期の手段を試してみる価値はあるだろう。Ciscoのセキュリティおよびコラボレーション事業担当エグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるJeetu Patel氏は、1対1での30分間の会議を求めている人に勧めるルールがあると述べている。そのルールとは、その代わりに10分以下の動画を送るというものだ。Patel氏は、「会議の最大のストレスは、集中できる時間が減ることであるため、私は多くの仕事を非同期に移行している」と話す。同氏は、Webexダッシュボードの「Personal Insights」機能を使って、自分の時間の使い方を確認しているという。

 Patel氏は、たくさんの10分間の非同期動画をまとめて見る時間を作っておき、対応が必要な場合は、ダイレクトメッセージでフィードバックを送っている。これによって、以前は180分かけていたミーティングの時間を60分以下に減らすことができたという。ちなみに、経営陣はこれらの動画を2倍速で見て、短時間で要点を把握している。同社は最近、Webexの非同期動画ツール「Vidcast」を発表している。

 Slackの最高製品責任者であるTamar Yehoshua氏は、社内のスタンドアップミーティングを3分間の動画クリップで置き換えた。動画を自分の都合の良い時間に見て、チャネルで応答することで、生産的な時間を増やすことができる。「私は、30分の会議を行う代わりに、動画の早送りをしたり、2倍速で再生することで、10分間で同じ仕事を終えている」とYehoshua氏は言う。「これが積み重なれば、膨大な時間を節約することができる」

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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