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DXと持続可能性を支えるマイクロソフトの技術と戦略--吉田社長らが講演 - (page 2)

阿久津良和

2021-10-14 06:00

カーボンネガティブ企業を目指す

 榊原氏は、新たな取り組みの「Planetary Computer」を通じて、「地球規模の活動。われわれは全ての国、人々を技術で支援する」と語った。Microsoftは、2009年に二酸化炭素の排出削減に着手し、多様なサステナビリティー(持続可能性)の活動を続けている。

 2030年までにカーボンネガティブ(経済活動で排出する温室効果ガスより吸収する割合が多い状態)の実現を目指すと2020年1月に発表しており、榊原氏は改めて2030年までにウオーターポジティブ(消費する水よりも多くの水を供給する状態)の達成、2030年までの廃棄物ゼロ、2025年までに生態系保護を実現することを表明した。

 例えば、カーボンネガティブの実現では、同社とパートナー企業を併せて約1610万トンの削減が可能になるとする。廃棄物の文脈では、「データセンターのデバイスを再利用する『Microsoft Circular Center』を通じて排気量を減らす」と榊原氏。また、今後4年間で10億ドル規模の気候イノベーションファンドも設立した。

日本マイクロソフト 執行役員 最高技術責任者 兼 マイクロソフトディベロップメント 代表取締役社長の榊原彰氏
日本マイクロソフト 執行役員 最高技術責任者 兼 マイクロソフトディベロップメント 代表取締役社長の榊原彰氏

 同社は、Microsoft 365、LinkedIn、Microsoft Dynamics 365、GitHub、Microsoft Power Platform、Microsoft Azureを包括して「Microsoft Cloud」と称している。企業のサステナビリティー活動を支援するソリューションとして、Microsoft Cloudの二酸化炭素排出量を計算する「Microsoft Sustainability Calculator」、二酸化炭素排出量の影響度を理解する「Azure Smart Energy Foundation Demo Stack」、水量や品質を可視化する「Water Consumption Monitoring application template」「Water Quality Monitoring application template」、廃棄物を監視する「Connected Waste Management application template」を提供している。

 さらに、共通のデータモデルを通じて各種状況をリアルタイムに監視できる「Microsoft Cloud for Sustainability」のプレビューも提供。地球環境のためにPlanetary Computer は、AIを活用する「AI for Earth」の経験を生かした取り組みで、榊原氏は「蓄積した知見の社会還元」を目指すとした。

 Planetary Computerは、地理空間のデータカタログの発見とアクセスを促進する「Planetary Computer APIs」、抽象化でグローバルスケールの分析を可能にする「Planetary Computer Computing Environment」、地理空間データをアプリケーション分野で活用する「Planetary Computing Application and Services」で構成されている。

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