日立ソリューションズは、組み立て製造現場の管理者が製造工程の進ちょくや問題を素早く把握できるモバイルアプリケーション「製造現場向け計画立案支援システム」を発売した。提供価格は個別見積り。
同システムを導入することで、直感的に不良発生や部品不足などの問題をすぐに把握できる。自工程の生産計画を柔軟に見直す意思決定を行うことで、製品欠品や過剰在庫、納期遅延の防止に活用することが可能となる。
データベースに登録された生産計画や実績、在庫数、部品表などを基に、製造現場の管理者向けに、前工程・自工程・後工程の生産進ちょく、不良数、在庫などの生産状況が一目で分かるグラフにする。前工程で製造される部品の納期遅延や欠品、突発の生産量増加などを想定し、自工程への影響をシミュレーションすることも可能だという。
製造工程全体において、目標未達成に影響するボトルネックも可視化する。専用のデータベースを持っているため、既存システムと連携して収集する構成で、既存システムを改編しなくてもデータ連携のみで導入できる。

製造現場向け計画立案支援システムのイメージ(出典:日立ソリューションズ)