日立ソリューションズは10月14日、日立製作所と国内グループ各社が米DocuSignの電子署名サービス「DocuSign eSignature」の導入を開始したと発表した。既に日立製作所と国内グループ会社12社の営業部門や調達部門で利用しており、今後も国内グループ会社16万人に向けて拡大していく。
DocuSign eSignatureはクラウドサービスで、契約文書の交換と署名をインターネット上で安全に行い、顧客管理や契約書管理などの既存システムと連携することで、シームレスな業務遂行を支援する。
日立グループは、社内の押印業務を全面的に廃止する目標を掲げており、今回の導入で委託契約や基本契約、営業契約におけるデジタル化を進めている。
導入した企業では、従来、締結までに1週間程度かかっていた契約が1、2日に短縮された事例も確認されているという。さらに、これまで出社が必要だった契約業務をデジタル化することにより、場所にとらわれない働き方と非接触での業務遂行が可能となった。