和歌山県と富士通、ワーケーションと移住で連携--県内企業での副業も

NO BUDGET

2021-10-19 17:07

 和歌山県と富士通は地方創生や地域課題の解決、地域の産業活性化などを目的に、相互の連携・協力を通じた持続可能な地域社会の構築を目指し、包括協定を締結した。

 同協定のもと、「ワーケーション推進による関係人口の創出」や「多様な知見・スキルを活用した地域課題の解決」、「遠隔勤務を活用した転職なき移住による地方創生」などに取り組む。

 ワーケーションの推進では、リフレッシュだけでなく、地域での活動を通じた新たな知見の獲得やチームでのワーケーション、多様なキャリア形成に取り組む。また和歌山県への関係人口の創出のため、同県のもつワーケーションのプログラムやノウハウを基に、富士通の従業員がニーズに合わせてワーケーションのスタイルを選択できるよう連携する。

 「サスティナブルエコツーリズム」のトライアルも実施する。富士通は従業員の現地での体験や交流を通じた新たな知見の獲得を目的に、「サスティナブルエコツーリズム」をテーマにしたワーケーションプログラムをトライアル実施し、共同で効果測定やプログラムの改善を行う。

 地域課題の解決では、富士通グループ従業員の副業による県内企業の支援を行う。和歌山県内の副業を社内に公開し、富士通グループ従業員が持つ知識・経験を生かし、副業によって課題を抱える県内企業の支援を進める。

 転職なき移住による地方創生では、地域連携による遠隔勤務の拡大を行う。富士通では、地方活性化に貢献する活動を目的に和歌山県への移住を希望し、かつ所属長が認めた場合において、和歌山県での遠隔勤務を可能とする。

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