ANA、APIプラットフォームを構築--顧客体験の最大化めざす

NO BUDGET

2021-11-02 14:33

 全日本空輸(ANA)は、デジタルトランスフォーメーション推進による顧客体験価値の向上を実現するため、MuleSoftによるAPIプラットフォーム基盤を構築した。セールスフォース・ドットコムが発表した。

 この基盤は2022年度上期の本稼動開始を予定。MuleSoftの導入は、知見と実績を持つフレクトが担当。プラットフォームとAPIの設計・開発、既存システムとの連携含む導入を支援している。

 今後は航空・旅行事業関連のアーキテクチャーの中で1000個以上のAPI開発と稼働を担うAPI基盤として構築され、その後に再利用率を高めながらAPI開発/インテグレーション開発ならびに運用効率を高め、市場の変化や顧客体験の変革スピードを高めていく方針とする。

 ANAは、オンラインとオフラインをつなぐ重要な顧客接点であるANAウェブサイトやANAアプリを再構築するプロジェクトを立ち上げた。同プロジェクトでは、既存システムとのAPIによる連携基盤の刷新に加え、市場や顧客行動の変化や最新のテクノロジーへのスピーディな対応が可能な次世代のDX基盤の構築が進められることとなり、今回の導入に至った。

 MuleSoftは、グローバルで高い信頼性を誇るiPaaS/API管理の統合プラットフォーム。ANAはマイクロサービスベースの疎結合アーキテクチャーをローコードで構築可能であること、さらには内製化支援の実績が豊富であることを高く評価している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]