Microsoft傘下のGitHubで最高経営責任者(CEO)を務めるNat Friedman氏が退任し、同氏のルーツであるスタートアップ関連の取り組みに戻るという。同氏が米国時間11月3日にGitHubブログを通じて発表した。15日からは、現在GitHubの最高製品責任者(CPO)を務めているThomas Dohmke氏が新CEOに就任する。
これにともない、Friedman氏はGitHubの「名誉会長」に就任する。
GitHubは現在、MicrosoftのエグゼクティブバイスプレジデントであるScott Guthrie氏直属だが、まもなくJulia Liuson氏の監督下に置かれることになる。Liuson氏は今回の変更の一環として開発者部門のプレジデントに昇進し、Dohmke氏はLiuson氏の直属となる。
Dohmke氏はGitHubに加わって3年余りで、それ以前はMicrosoftでプログラムマネージャーのチームを率いていた。同氏はモバイルクラッシュ分析とアプリの配信を手掛けていたHockeyAppの創業者であり、2014年のMicrosoftによる買収を経て同社に移籍した。
Microsoftは2018年にGitHubを75億ドルで買収した。多くの業界ウォッチャーは、MicrosoftがGitHubのリポジトリーでホストできるコードの種類を制限しようとするのではないかと懸念したが、そのようなことは起こらなかった。Friedman氏の下、GitHubは独自のツールとポリシーを大きく発展させ、多くの開発者の好評を得ている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。