NECとNECプラットフォームズは、ユニファイドコミュニケーション(UC)環境を実現するクラウドサービス「UNIVERGE(ユニバージュ)BLUE」を11月16日に発売する。販売目標は今後5年間で30万ID。月額の希望小売価格(税別)は1ID当たり1500円。
同サービスは、音声通話、チャット、ウェブ会議、ファイル共有などオフィスコミュニケーションに必要な機能を統合したもの。2020年5月から北米、欧州、豪州などで順次提供を開始しており、既に2万3000ユーザーを有している。
利用者のプレゼンス表示や音声通話、チャットが可能な「UNIVERGE BLUE CONNECT」、スクリーンシェアやレコーディング、会議メモ共有など効率的なウェブ会議を実現する「UNIVERGE BLUE MEET」、利用者間のファイル共有やファイルバックアップができる「UNIVERGE BLUE SHARE」という3つのアプリで構成されている。
同サービスは、長年PBX(電話回線の交換機)市場で培ったノウハウや知見を生かした高音質と、NECの国内データセンターでの運用による高いセキュリティと信頼性で提供する。今回日本市場への展開に向け機能を強化し、オンプレミス型PBX・キーテレフォン(オフィスの電話設備一式)システムとの連携を実現した。これにより、チャットやウェブ会議などのコラボレーション機能と内線転送や保留など使い慣れたテレフォニー機能を連携させることが可能となった。
3つのアプリは、継続的にアップデートされ利便性とセキュリティを両立しながら、PCやスマートフォンなどの端末から自宅、オフィス、外出先などさまざまな場所で効果的なコミュニケーションを実現する。
PBX・キーテレフォンとのハイブリッド構成では、大規模から中小規模までオフィスのUC環境を実現するコミュニケーションサーバー「UNIVERGE SV9500CT」「UNIVERGE Aspire WX」と連携が可能。相互の内線通話や転送、テレワーク先でPBX・キーテレフォンシステムに接続された外線で発着信することができる。